今年の自宅展も深い感動とともに終了しました。
長く続けていると かなり個性的な人や色んな場面に出くわします。
今年は皆さんに その「深い感動」のおすそ分けをしたいと思います。
自宅展には初めていらしたご夫婦が 私の作品をとっても気に入って下さった様子でした。
小さな作品から大きな作品まで お二人仲良く相談しながらたくさんお求め下さいました。
「あっ、これも可愛いわね。 わー、こっちも素敵ね。
ねー、どっちがいいと思う?」
私はそんな会話を 忙しく動きながらも 心地よく聞いておりました。
そのお客様の順番が来て 壁一枚隔てた部屋で私は作品を包んでいましたが 会話は聞こえます。
ご主人の表情が いつもと違ったのでしょうか、奥様がご主人に尋ねました。
奥様:「えっ、どうしたの?」
ご主人:「ママが幸せそうで うれしいなーと思って。」
なんて 素敵な場面に出くわしてしまったのでしょう!!
私は包む手を止めて 思わず拍手してしまいました。
その場にいた もう一人のスタッフも拍手です。
そのスタッフは 身をよじらせ「ステキですぅ~!」
(ちなみにそのスタッフはバツイチです)
奥様は恥ずかしがっていましたが 4人しかいないその場は 笑顔と拍手と感動であふれました。
陽が傾き始めてヒンヤリしてきた展示室が あたたかい愛と感動の光に包まれた瞬間でした。
この事を友人に話したら
「私、泣きそう!」 「私も そう言ってもらいたい!」
「ぜひ 他の人にも 幸せのおすそ分けしようよ!」
私達は愛されたいのです。
でもそれは一方通行ではないことも知っています。
知ってはいるけど乾いちゃっているので こんな場面に出くわすと泣きそうになるのです。
Aさんご夫妻、琴線に触れる感動をありがとうございました。