ただいま工房は どんぶりだらけです。
組合からの依頼で 新作のどんぶりを5種類提出することになったためです。
現時点で 4種類の合計で32個出来上がりました。
ろくろを挽いて 持てる位に乾いたら 竹べらで形を削り出します。
左がろくろで挽いただけのもの、右の2つはそこから削り出したものです。
ろくろで挽いて ろくろで削るのとは違って、同じ形には仕上がりません。
削る粘土の柔らかさや 刃が入る角度などで 一削りの表情が大きく違います。
こだわっている事は 一削りを大きくして 手数を少なくすることです。
それによって ダイナミックさが出ます。
こちらは ろくろで挽かないで 板状の粘土をくるりと丸く巻いたものです。
浅めの小どんぶりですが、高めの高台を付けたので チョッと立派に見えるはず。
白化粧を掛けて 仕上がりは白い作品になります。
楽しみです。
32個の化粧掛けは 大仕事です。
夏は化粧掛けに向いてそうですが、湿度が高いので 腰から崩れる可能性が高いのです。
青空が出て 風のある日を待ってようやくの化粧がけです。
あともう1種類考えなくては・・・。
でも 最後のデザインが出てこない。
組合から10人選抜メンバーの中に選んでもらったのだし、
その中で最年長の私としては 意地でも新作をひねりださなくてはいけないのです。
ひーーーぃ! がんばれ 私っ!!