見えない作業

仲本律子 陶芸作家 ブログ 女性陶芸家 茨城県笠間市  窯焚き

土鍋の窯焚き準備ができました。

 

ピンクの釉薬は赤に、グレーの釉薬は黒に焼き上がります。

 

 

父のお葬式で 遅れに遅れた土鍋の窯焚き。

 

注文して下さった皆様、あとチョットでお届けできます。

 

 

仲本律子 陶芸作家 ブログ 女性陶芸家 茨城県笠間市  土鍋ポット

これは湯沸かしポット、釉掛け前です。

 

白く塗ってあるのは 釉薬を弾くための撥水剤。

 

ここは釉薬が付かない所なので 素地の赤色が出ます。

 

 

フリルのようなテープは 違う色の釉薬をかけ分けるための境目作り。

 

かなり時間と手間のかかる作業です。

 

仲本律子 陶芸作家 ブログ 女性陶芸家 茨城県笠間市  桜の枝 木栓 土鍋 えごまオイル

これは フタに差す木栓。

 

山桜の枝を削って えごまオイルを塗ります。

 

仲本律子 陶芸作家 ブログ 女性陶芸家 茨城県笠間市  桜の枝 木栓 土鍋 エゴマオイル

えごまオイルを塗ると カサカサ乾いた小枝がツヤリと潤い 生き生きした表情です。

 

 ナイフを持つ手にマメが出来ますが 出来上がってから見ると どれも愛おしいです。

 

 

えごまオイルは 浸透力があるので 乾きが早くてベタベタしません。

 

木工作家さんから教えて頂いた知恵です。

 

 オイルを塗ることで水を弾き、汚れにくくなります。

 

 

どれも地味な裏方の作業ですが これがあってこそ仲本お気に入りの作品になるのです。

 

 

 

仲本律子 陶芸作家 ブログ 女性陶芸家 茨城県笠間市  土鍋ポット 湯沸かしポット

ん~、 かわいい!

 

仲本律子 陶芸作家 ブログ 女性陶芸家 茨城県笠間市  土鍋ポット 抹茶碗 白湯

土鍋ポットで沸かした白湯は 柔らかくてトロトロと喉に落ちていきます。

 

舌にまとわり付かず スッキリとした白湯です。

 

 

 

抹茶碗を両手に抱いて飲む白湯は 手も体も温まって 頬に赤みが差して

 

朝の準備が整ってきます。