半年前に笠間にオープンした「森の響き」さんに行きました。
私の以前のお客様でもある来栖さんという女性がオーナーです。
水戸でやっていた園芸店を閉めて 笠間に新たに山野草とカフェを融合したお店を開きました。
高台にあって 雑木林の斜面を見下ろしながら コーヒーを飲める空間は
静かで 心穏やかで つい長居をしてしまいます。
あちらこちらに自作の山野草の寄せ植えが飾ってあり おしゃれなのです。
わらび餅がすごく美味しかったです。
冬いちご(だったかな?)の赤い実と葉っぱが添えられていました。
お店のキッチンに置かれていたこの器に 仲本の心が動きました。
「うわー すてき! 誰の作品だろう?」
この存在感に心がざわついて 気になって仕方がなくなって
オーナーに「その作品見せてもらえる?」と尋ねました。
返ってきた答えにビックリ。
「仲本さんから買った器よ。気に入っているのよ。」
えぇぇぇ~~~~ッ
そ、そうだよね・・・そうだよね・・・そう言えば ・・・そうだよね。
確かに私の作品だ、気になる訳だ。
それにしたって 自分の作品を忘れるなんてね~。
でも自分の工房にあった時より ずっとステキに見えたのです。
可愛がられて すっかり来栖さんちの子に育っていたのです。
ありがとう!
覚えていようと忘れていようと 自分が作った作品は誰かに渡り
私の知らない所で 確実に生活の一部になっている。
私の感性が 誰かの生活の一部になっているです。
身が引き締まる思いです。