自傷他害の恐れあり

相模原の障害者施設で殺傷事件が起こりました。

 「自傷他害の恐れあり」と言う言葉を この時初めて知った方も多いと思います。

 

 

私は8年前にその言葉を初めて知り それもお隣の住人であったため(独身男性)、長い間危険にさらされ続けました。

「統合失調症」という精神病で 幻聴・妄想があり 現実と区別がつかなくなるのです。

 

そのため、仲本は泥棒で家に侵入しようとしているとか、その侵入時にナイフを持って集団で来るので 対抗するために武器を用意したとか、寝ないで夜通し見張っているとか、近所の人からの報告で分かるようになりました。

 

夜中に仲本が大音量を出しているために うるさくて寝られないとも言ってたそうで(勿論そんな事実は無く幻聴です)、日に日に「他害」は激しくなりました。

 

夜中に家に石を投げつける、家のドアを全力で蹴っていく、怒鳴りながら私の車を追いかけてくる、

夜明けから夜中までの無言電話、車で(近所の人を)引こうとした、などなど。

 

しかし実際の破損が無かったため 傷害事件とは成らず、証拠も取れなかったため 証明できず、

その都度パトカーに来てもらったものの、保健所も警察も何も出来ないまま お隣は凶暴化し

私の精神が追い込まれる日々が続きました。

 

当時は主人が週末だけ帰ってくる生活だったので 女性一人の生活は恐怖と緊張と暴力の中で 

涙が止まらない日もありました。

 

結局彼は山の中で自ら命を絶ち、長い緊張関係は終了しました。

これが「自傷他害」です。

 

このように傷害事件で検挙出来ない場合でも 迷惑行為をその都度記録して ある程度のボリュームになった時に

市長の権限で収監できたり 措置入院させることが出来るのですが 私のケースでは 相模原の事件のように

強制措置は取ってもらえませんでした。

 

 

 

 

現在このようなケースはたくさんあると警察から聞いています。

「自傷他害の恐れあり」の危険な人は身近にもいる可能性があるにも関わらず、

加害者の人権ばかり守られて 被害者は守られていないというのが私の実感です。

 

実際に傷つけられるまでは 法的にはまだ加害者でも被害者でも無いので 

法の手が届かないブラックポケット状態です。

 

19人が殺害される前に、防止するための 権限、予算を整えるべきだったと思います。

被害に遭うのは 力の弱い女性 障害者 子供達です。

 

 

 

被害に遭われた方々には 心からのお見舞いを申し上げます。

この大きな事件をきっかけに 私の経験が少しでも誰かの役に立てればと思い ブログに載せることとしました。

この事件を教訓として 法の整備が進むことを切に願います。