風邪の症状がおさまっても 頭痛や体のだるさで横になることが多かった毎日。
このまま死んでは後味が悪いと思ったのか あの人は常陸牛を買ってくれました。
こんな時は 平土鍋の出番です!
まずは お肉だけ甘辛でいただきました。
生卵につけて食べると お肉が口の中で溶けます。
さすが 常陸牛!
部屋の中も 牛肉とお醤油のいい香り。
残った汁にお酒を足して すき焼き風にして堪能いたしました。
久々に 病人らしからぬ贅沢なごちそうでした。
「あ~、仕事が遅れてまずいよなー」
そんな罪悪感に襲われる毎日ですが
「これで元気になれるかも・・」と 一瞬ですが心が明るくなります。
1月末までにお届けすると伝えたお客様、どうにかがんばります!
でも、「ごめんなさい」の連絡が行った時は 許して下さい。
m(_ _;)m
後発白内障と言う病気で また眼の手術をしました。
外来でのレーザー手術なので 大ごとでは無いのですが、それでも同意書にハンコを押しての手術です。
11時の予約で 診察を受けたのが1時半、毎回予約時間より2時間は遅れる小沢眼科。
オーバーブッキングじゃないの? 予約を入れすぎでしょう。
診察により後発白内障と言う診断をされ その日に手術を受けることを勧められ 手術室に移動。
説明を受けて 同意書を記入して 麻酔の目薬を差して 先生が来るのを待っていました。
いよいよ先生がいらして 顔を台に乗せるように言われた時に その前に質問しました。
「すみません。質問していいですか。レーザーで切った後に影響は無いんでしょうか?」
先生の答えに 私は愕然としました。
「理屈っぽいですね! 面倒くさいんですよ、そういうの!
信用してくれないのなら もういいですよ、やらなくても。
ぼくは忙しいんですよ!!」
想像もしていなかった展開に 私は何が起こっているのかついて行けずに 頭が白くなりました。
同意書を書いて 麻酔までして 不安な気持ちで手術を待っている患者に対して
質問がうるさいから手術はやめると言っているのです。
弱い立場の患者に対して権力をかざすパワハラです。
結局は手術をしましたが 先生が部屋を出ていく時に 今度は捨てゼリフです。
「すみませんがね 僕は忙しいんですよ!」と来た。
確かに忙しいのは理解する、が 予約を詰め過ぎでしょう。
まるで工場のようです、「小沢眼科工場」。
人間性の幼稚さにもビックリしますが このお医者さんが副院長であることにも暗澹たる思いです。
小沢眼科の副院長である塙本(はねもと)先生、
信用は患者に求めるものでは無く それは培うものであって あなた側の努力によるものですよ。
ましてや それを笠に着て 患者に脅しをかけるなんて、思い上がりも甚だしい。
(社会的責任が大きい方なので 失礼ながら 敢えて名前を出しました)
風邪を引いて 体調がなかなか戻りません。
12月1日からもう3週間だというのに 体力と気力が戻らないのです。
手足がいつも冷たくて 体が寒いままなのです。
あとちょっとで 元気になりそうなんだけどなー・・・。
おかゆにハチミツ梅干し、大好き!
体が温かくなって 汗ばみます。
新作の小鍋はおかゆを作るのに丁度の大きさです。
お茶碗2杯分のおかゆが出来ました。
お湯が沸騰した所に 洗ったお米を投入します。
時々かき混ぜながら炊くこの方法だと アルデンテのツヤツヤのおかゆになります。
二人で風邪を引いているので できるだけ体を温めるために 熱々のスープを作ります。
この日はソーセージとキャベツのスープ。
他には 人参、玉ねぎ、エリンギ。
次のスープは スペアリブと野菜のスープ。
長時間煮込んだので 骨からダシが出て、さらに骨から身がホロリと外れる位トロトロになりました。
沸騰してアクを取ったら 断熱カバーをかぶせて4~5時間放置します。
再度火にかけて あくと油を取って味付けします。
今日のスープは カブとキノコとソーセージ。
そしてジャガイモは小ぶりの物を 丸ごと入れてます。
これも断熱カバーに入れておくことで すべて柔らかくなります。
ちなみにソーセージだけは 最後に入れて少し火を通すだけにします。
でも そろそろ飽きてきました!
もっとパンチの効いたものが食べたいと 体が言ってます。
例えば 牛肉とか、ぎゅうにくとか、ギュウニクとか・・・。
元気になってきた・・・と言うことでしょう。
木工作家さんにお願いして作っていただいた欅の「なべ敷き」。
こちらは我が家の2枚目。
なかなか作ってもらえず 1年半経って ようやく20個作って下さいました。
自宅展の2日目にどうにか間に合いました。(1日目に来た方 ごめんなさい)
出来ない理由は 普通の注文と違うからです。
まずは「耳付き」ということ。
これは皮側を切り落とさずに そのままの形状を残すということなのです。
切り落とした方が 楽だと言われますが これは必須条件です。
そして「堅木」であること。
けやき、栗、山桜、ミズナラ、チャンチン、トネリコ 等。
最後に「木の生命力を感じられる」ことです。
虫食いやヒビ割れもOK、生きてきたそのままの姿を生かしてほしいのです。
彼なりに 私のこの条件と彼の美的感覚に合う板が出るまでに時間がかかるようです。
来年の陶炎祭用にも頼んではあるのですが どうなりますかしら・・?
もし見つけたら 手に入れることをオススメします。
11月の初めに 新潟に行った時のこと。
初めて運転する車で行ったので 気を使ってはいたのですが・・・危ういことに。
前が見えなくて距離感がつかめなかったのです。
美術館の駐車場に車を停めて 降りてみたら かなりの事になっていました。
オーーーーーッ!!
あと2ミリか3ミリ!
本焼きの窯詰めは 「作品と作品の隙間は 髪の毛一本分」と言われるシビアなものです。
さすがの私! 意識の高さがこんなところにも現れるなんて!
まるで「車の窯詰めや~!」
(^_^;)
本日は ヴィークルスタジオさんのお手伝いをしました。
海上コンテナ2本を設置する ガテン系のお仕事です。
(普段とそれほど変わりませんが)
長靴を履いて 軍手をして いざ!
カーブミラーがあるこの急カーブが 第一の関所です。
長さ12mのコンテナを積んだトレーラーは かなり大回りしないといけないのですが
カーブミラーが障害になる上に 土手の土は柔らかいので端までは寄れません。
一台目のトレーラーは日本人、二台目は外国人運転手です。
日本人運転手さんは熟練者で 見事に一発で曲がれましたが、
外国人運転手さんは なかなかの言うこと聞かんチンで へたッピー、おまけに言葉も通じない。
何度も切り返しながら ぎりぎりでしたが どうにか無事クリアー。
(^_^;)
思わぬところで 日本の労働者不足を実感しました。
道路上で待っていた大型クレーン車で コンテナを釣り上げます。
数時間は 完全に通行止めです。
土手の上に上げたら もう一台のクレーン車で設置作業をします。
12mのハイキューブ(天井が通常より30cm高い)って、かなりの大きさなのです。
無事に2本のコンテナが並びました。
笠間に別荘を作るお客様のコンテナ設置です。
ここから壁を抜いて一部屋にして ドアをつけて 二階と屋上テラスを作って・・と、
これから楽しいことが満載なんです。
コンテナの中に車を入れて、カウンターバーを作って、屋上に登るはしごを作って・・・。
描いた夢が 現実になり始めた 第一歩。
胸躍る第一歩のお手伝いをさせて頂いて、こちらも充実感とワクワク感で楽しい一日でした。
”Y様ご夫妻、ようこそ笠間へ”
12mコンテナの 一番奥から見た景色。
長いなー! 広いなー! ワクワクするなー!
( 40フィート ハイキューブ コンテナ: 長さ12m 高さ2.9m )
今回の新作です。
二個しか作りませんでしたが 経年変化が楽しみな土鍋なのです。
火が当たる所に 白化粧を施しています。
そして ディンプル模様を彫ってあります。
これは 煮汁がこぼれたり ススがついたりした時に、汚れが見えるようにしたものです。
いつものは こんな感じ ↓
ディンプル模様の白いキャンバスに 墨絵を描いたように育っていく土鍋!
とても楽しみ。
食生活の時間が 一枚の絵を育てる・・ステキじゃないですか?
Yさん、Iさん、是非写真を送って下さいね。
今年の自宅展も深い感動とともに終了しました。
長く続けていると かなり個性的な人や色んな場面に出くわします。
今年は皆さんに その「深い感動」のおすそ分けをしたいと思います。
自宅展には初めていらしたご夫婦が 私の作品をとっても気に入って下さった様子でした。
小さな作品から大きな作品まで お二人仲良く相談しながらたくさんお求め下さいました。
「あっ、これも可愛いわね。 わー、こっちも素敵ね。
ねー、どっちがいいと思う?」
私はそんな会話を 忙しく動きながらも 心地よく聞いておりました。
そのお客様の順番が来て 壁一枚隔てた部屋で私は作品を包んでいましたが 会話は聞こえます。
ご主人の表情が いつもと違ったのでしょうか、奥様がご主人に尋ねました。
奥様:「えっ、どうしたの?」
ご主人:「ママが幸せそうで うれしいなーと思って。」
なんて 素敵な場面に出くわしてしまったのでしょう!!
私は包む手を止めて 思わず拍手してしまいました。
その場にいた もう一人のスタッフも拍手です。
そのスタッフは 身をよじらせ「ステキですぅ~!」
(ちなみにそのスタッフはバツイチです)
奥様は恥ずかしがっていましたが 4人しかいないその場は 笑顔と拍手と感動であふれました。
陽が傾き始めてヒンヤリしてきた展示室が あたたかい愛と感動の光に包まれた瞬間でした。
この事を友人に話したら
「私、泣きそう!」 「私も そう言ってもらいたい!」
「ぜひ 他の人にも 幸せのおすそ分けしようよ!」
私達は愛されたいのです。
でもそれは一方通行ではないことも知っています。
知ってはいるけど乾いちゃっているので こんな場面に出くわすと泣きそうになるのです。
Aさんご夫妻、琴線に触れる感動をありがとうございました。
二日間の「2018年自宅展」が終了しました。
たくさんの方に来ていただき 忙しくも幸せな二日間でした。
皆様、心よりお礼申し上げます。
前日の雨も上がって 暑いほどの晴天に恵まれました。
一年に一度 毎年続けてきたこの自宅展も19回目です。
家族だけでやれていたものが 今では友人たちの力を借りて どうにか持続できています。
彼女たちが自宅展をパワーアップしてくれているのです。
二日間仕事を休んで駆けつけてくれるスタッフ達にも 心から感謝です。
今年の自宅展ランチは「とろとろ牛すじシチュー パンとクリームチーズ添え」でした。
これが絶品!
手が込んで時間もかかるこのお料理を作ってくれたのが ワポーターオーナーの飯村さん。
皆さんから美味しいと大評判でした。
それもそのはず、ロンドンの和食レストランで修行した経歴の持ち主です。
二日目の陽が傾く頃には昼の暑さは消えて 山は11月らしく冷えました。
二日間の緊張感から開放されて そして今年最後の展示会ということもあって
疲労感と安堵感がひたひたと広がる時間帯です。
お客様に喜んで頂いて お腹いっぱいご飯を食べて 幸福感でいっぱいの私達女子組。
楽しかった二日間の別れを惜しんで 解散の記念撮影では こんなに笑顔です。
みんな前かがみで笑っているのに おまけに口元を抑えているのに、
私ったら オヤジのようにのけ反って 大口を開けて笑っている、なんてこった!
お見苦しくてスミマセン。
足を運んで下さったお客様、力を貸してくれたスタッフ、そして家族、
本当にありがとうございました。
今年最後の展示会「自宅展 第19回目」のお知らせです。
毎年 11月の第2土日に開催してきた自宅展も今年が19回目となりました。
今年も温かいカフェや食事をご用意しています。
今年の食事は 飯村女子が作る「トロトロ牛すじシチュー パンとクリームチーズ添え」です。
一日20食しかありませんので ご注意下さい。
もし 牛すじが苦手な方は お弁当やサンドウィッチ等をお持ち込み下さい。
炭火で焼くつきたてのお餅もご用意しております。
カフェ担当は 水戸のカフェで働いている土井女子。
今回 自宅展では初の「カフェオレ」や「ブリュレオレ」なんてオサレなものも作ってくれます。
お助け担当は 五位渕女子。
彼女はオールマイティーに 陶器の説明や販売 カフェや食事のサポートをしてくれます。
私の自慢は こんな出来る女子たちが まわりを固めてくれることです。
こんな自宅展 最強でしょ!
ぜひ お見知りおきを。
こんな女子の花園で 唯一喜んでいる男子「旦那様」、力仕事に筋肉も弾むことでしょう。
こんな私達一同 秋の山でお待ちしています。
11月2日 十日町展示会 初日をむかえました。
二重蓋のご飯土鍋でご飯を炊きました。
地元の新米です。
美味しいに決まっている・・・ああ やっぱり ものすごく美味しい!!
おにぎりにして食べてもらいました。
もう この笑顔!
撃ち抜かれました!!
一連の作品作りは終了しました。忙しくて死にそうでした。
本気で働き方改革をせねば、と 自分のまずい働き方に反省しきりです。
しかし、「去年も同じことを言ってたよね」と言われるのです・・・ぎゃふん!
相変わらず 喉元過ぎればなんとやら、です。
11月1日は 新潟の十日町市で お料理のワークショップでした。
(十日町の展示会ブログはこちらから⇒)
自宅で使っている土鍋たちを ごっそり車に積んで向かいました。
6時からのワークショップに 8人の方が参加して下さり にぎやかなお料理会でした。
〈 メニュー 〉
鶏ハムといちじくのオードブル
豚肉バラ肉と白菜のミルフィーユ
さんまご飯
鶏もも肉と小松菜の中華風炒め
タコのアヒージョ
プリン
どれもとっても美味しく出来上がって 大満足でした。
今まで知らなかった土鍋の使い方や 料理のおいしさをしっかりと伝えることができました。
蓋を開けると歓声が上がり そして料理を食べて感動の声が上がる。
「至福のひとときでした」と言われて 私達の方が安堵と共に深く感動しました。
ありがとうございました。
赤い鍋の中には さんまご飯を、その向こうの黒椿の中には タコのアヒージョを調理中。
遠い方は埼玉から来て下さいました。
この後お料理が出来上がるに連れて ワインも出て大宴会へと変貌して行ったのです。
本当に楽しい食事会でした、皆さんありがとうございました。
予定を一日遅れて 今日は素焼きです。
工房は土鍋であふれかえっています。
工房の中では なかなか乾かなかったのに お日様に作品を干すと どんどん水分が飛んでいきます。
久々のお日様がありがたくて 手を合わせたくなります。
本当にすごいエネルギーです。
素焼き前にお日様に当てて乾かすと 素焼きで爆発する可能性が減るのです。
恐ろしい水蒸気爆発です。
しっかり乾いた作品たちは 別室で控えております。
こちらのふっくらした土鍋は ベンガラを塗られるのを待っています。
グレー土鍋になります。
かわいい形だな~ (いつもの自画自賛)
午後3時に窯詰め完了の予定が 7時にようやく完了です。
予定時間を過ぎたせいで 現在午前3:20、まだ窯焚中です。
水蒸気爆発も無く 順調に温度は上がっています。
眠い 寒い!
どうかどうか 地震が来ませんように。
先日撮影した写真のダイレクトメール(DM)が出来上がりました。
いい雰囲気に撮ってもらいました。
右下に写っているプリンを入れて 4品です。
あか抜けない「手タレ」は仲本!
「ススがつき始めた土鍋の鍋底に 愛おしさを感じたら
作家の作ったうつわから あなたが育てたうつわになるのです」
素敵な文章ですね。
飯村さんの感性があふれたDMになっています。
11月1日(木)が土鍋のワークショップで予約制です。
このDMが必要な方は お問い合わせ⇒からご連絡ください。
郵送いたします。
なお、この記事をラインで友達に送ることもできます。
下のボタンをクリックしてトークに送って下さい。
入道雲が もう秋の雲に変わっていました。
気がつけば まだまだ先だと思っていた 十日市町の展示会も近づいていました。
十日町市の展示会用DMの写真撮りに 飯村さんが食材とカメラを持っていらっしゃいました。
彼女が土鍋を使ってお料理を作ります。
ロンドンの和食料理屋で修行した腕前です。
彼女のカメラはニコンD7シリーズの一眼レフ、すごくいいやつ!
フルサイズセンサーなので これで撮った写真は迫力と深みが違います。
次々と料理が出来上がって テーブルの上で撮影待ちしています。
赤い土鍋には「さんまご飯」、手前の大きな土鍋には「プリン」、左の土鍋には「タコのアヒージョ」。
あとは「中華風 鳥手羽元の煮込み」待ちです。
さあ、これで4品揃いました。
場所を変えて 光の当たり方を変えて 撮影です。
「あー、美味しそう!」と、写真を撮りながら唸っている彼女です。
この後、3人で動けなくなるほど 食べました。
他の人が作ってくれたお料理は サイコーだなッ!!
11月1日から 新潟の十日町市で 土鍋を中心にした展示会となります。
オープン前日の夜は 予約制で彼女がお料理教室を行います。
仲本も駆けつけてお手伝いをいたします。
楽しそうでしょ。
詳しいことが決まりましたら 写真と共にブログにアップしますので
DM希望者は その時にお知らせくだされば お送りします。
どうぞ お楽しみに!
朝から憂鬱です。
この牛を 手放す日なのです。
あれほど手間のかかった子を 手放すなんて・・・もう 感情が入りすぎてる。
目が入ると いつもそんな気分になるのですが、今回はいつもよりぐずっている私。
ため息ばかりついている私に 景気付けに言い訳を考えてくれる主人。
「やっぱり作れませんでした」って断ったら?
「牛は逃げてしまいました」って どう?
牛の土面を頼まれたので 写真や動画を参考に作ろうとしたものの どんどん変になってしまうんです。
しっくりこないけど どこを直していいのかも分からなくて 朝までかかりました。
朝に起きてきて 見かねた主人が牧場に連れて行ってくれたのです。
その変な牛と粘土と道具を持って 小雨の中 ハエが顔や頭にしつこくまとわり付く中、
実物を見ながら作り上げたこの子には よくぞここまで出来たという思いがあるのです。
そして 目を入れた途端、生き生きとこちらを見つめるではありませんか。
「牛は逃げました」
そう言っても許される気分になります。
粉引の作品を作るのは これで終了です。
もう土鍋を作らなくてはいけない時期ですから。
しかし 作り残したものがあって 後ろ髪を引かれる思いです。
(私の後ろ髪は 刈り上げですが)
牛もいます。
注文の作品、どんぶり展、新潟十日市の展示会、自宅展、と・・・今年の秋までこの数で耐えられるかしら。
もっともっと 作りたいものがあったのになー。
後ろは詰め終わって 前面の半ばまで詰めましたが、全部入るか不安です。
どうにか全部入りました。
これで素焼きの窯詰め完成です。
あと丼ぶりが3個多かったら アウトでした。
これで地震がないことを祈りながら 休むとします。
zzzzzzzzz zzzzzzzzz
きゃぁぁぁぁぁぁぁーーーー寝たばかりなのに 震度4の大揺れ!!
暗い中 飛び起きて 窯を見に走りました。
大丈夫! 大丈夫! あーー、よかったー 心臓がバクバクだ。
それにしても なんて因果な仕事よ。
9月1日に「笠間の家」で「土鍋と灯り展」がスタートしました。
初の試みとして 一日だけ限定15名様のランチが提供されました。
展示会に因んで 土鍋を使ったお料理です。
実は 仲本はこの企画をとても楽しみにしていました。
プロのシェフが土鍋を使ってどんなお料理を作ってくれるのか 興味深々でした。
まずはサラダバーとパンからのスタートです。
土鍋を冷やして 更に氷も入れて その上に生野菜や温野菜を盛り付けると、
冷やされた野菜は いつまでも冷たくシャキッと歯ごたえが良いのです。
手前の土鍋の中には パンが入っています。
こちらはいつまでも熱いので カリカリ フワフワのバゲットが楽しめます。
冷え冷えにも熱々にも 両方使える土鍋の提案です。
次々とお料理が出されて この中で土鍋を使ったものは
メイン料理の ポットローストポークと デザートのクリームブリュレでした。
ポットローストポークは ジューシーでフルフルと柔らかく さすが土鍋の仕事!
シェフも「オーブンより土鍋の方が柔らかくできるのでビックリしました」とおっしゃる。
2キロもの塊肉を 使い慣れない土鍋で料理する心構えに 感心しましたが
2~3週間で使いこなせて お客様に提供出来るまでになった事にも 感心です。
15名様はすぐに予約が埋まり キャンセル待ちになったそうです。
試みとしてのランチは大盛況でした。
現在笠間の家ではお茶だけですが いずれランチも始まったらいいですね。
ホテルで修行したあと 友部のトモアでシェフをしている大山さん。
なかなか評判も腕も良いシェフです。
お料理もいろいろ教えて頂き ありがとうございました。
以前ご紹介した「土鍋カバー」が 大活躍です。(ブログはこちらから→)
暑い日のお料理で 長時間火を使うのは嫌ですよね。
10分でもカバーに入れると その間土鍋が調理し続けてくれます。
以下は とある日のカレースープです。
鳥手羽とタマネギに焦げ目を付けて トマトを入れます。
カレー粉を振りかけて 更に炒めます。
水を入れて沸騰させたら 味を整えて カバーに入れます。
30~40分待てば 出来上がりです。
その間に 他のおかずが作れます。
カバーから出しても まだ熱々なので
ブロッコリーは小房にしてスープに沈ませるだけで火が通ります。
そして 鳥手羽はホロホロと骨からはなれる位に 火が通っています。
このカバーがあまりにも便利なので たとえ10分でもカバーに入れて調理しています。
とてもスグレモノなので おすすめですよ!
ブログを読んで下さっているお客様から 常陸牛のステーキを頂きました。
(その時のブログ「肉食女子はこちらから→」「姉さんだけ肉食はこちらから→」)
なんて嬉しいプレゼントでしょう!
とろけるようなステーキを 毎日大事にいただきました。
もちろん 土鍋のプレートでこんがりふっくら焼いて 美味しさを堪能しました。
さらに、ブログを見た読者から エアコンの申し出がありました。
その時のブログ「土鍋酢豚」はこちらから→
お陰様で いただいたエアコンは順調に工房で運転しています。
濡らした手ぬぐいを首に巻いて 汗で肌がかゆくなりながら頑張っていたあの日々が 嘘のよう!
工房は 長野の高原のように涼やかで爽やかです。
さわやかなので スマホでちょっと遊んじゃったりします。
重い腰を上げて 蒸し蒸しと暑い仕事場に 冷たい飲み物を用意してから向かっていたのに、
今は 熱い飲み物を片手に 軽やかな気持ちで仕事場に向かいます。
自分のことを 気にかけて下さる方がいるのは なんて幸せなことでしょうか。
最近 悲しいことが連続して起きていましたので、
一層深く感謝いたします。
グループ展のお知らせです。
9月1日~17日 「第5回 暮らしを楽しむ土鍋と灯り」展が「笠間の家」で開催されます。
小規模の展示会ですが 初日に初の試みとして 土鍋を使ってのランチが出されます。
ビュッフェスタイルで 15名様限定です。(詳しくはこちらから⇒)
「笠間の家」は 陶芸家の住まい兼工房だったのですが、
持ち主が亡くなられたために 遺族によって笠間市に寄贈されたものです。
有名な設計士さんによって 30年前に作られたもので
街を見下ろす高台に立つこの白く無機質な建物は おしゃれで贅沢な空間です。
わずかですが 常設の陶器や木工作品も展示販売されています。
そして小さな書斎には アートの本が並んでいますが、
これは東京の古本屋さんが定期的に入れ替えながら販売しているものです。
家の中は 地下、一階、中二階と 自由に見て回れて楽しいです。
初日には 仲本が在廊して土鍋の説明等もしております。
ぜひお越し下さい!
今朝、掃除機担当大臣が 辞任の意向を表明しました。
聞こえないふりをしました。
6年前の同居の際に 吸引力の弱くなった掃除機を買い替えてほしいとお願いした私に
「まだ使えるのにもったいない。俺が掃除機をかける!!」
と、豪語してしまった彼。
あれから修理を繰り返しながらも とうとう掃除機が壊れてしまったので
担当大臣がチョイスしたピカピカの最新型の掃除機が 我が家にやって来たのです。
(掃除機のブログ「4度目の骨折」はこちらから→)
新しいおもちゃを手にした子供のように
「掃除機をかけるのが 待ち遠しいな~」なんて 心酔していた彼に何があったのでしょう。
何も無いのです。もう飽きたのです。
辞任を認めるわけにはいきません。
「何があっても 絶対辞任なんて無いっ!」って、
ボクシングの会長みたいに 凄んでほしいものです。
フレー フレー、父さん!
フレー フレー、大臣!
暑くてへとへとだから 熱々の酢豚!
甘くて酸っぱい黒酢の酢豚を ご飯にかけて食べると 汗が吹き出します。
土鍋の中の酢豚は いつまでも熱くて赤い。
土鍋がそこにあるだけで 暑苦しくて挑発的だっ。
今日も忠実に良い仕事をしてるじゃないですか!
でもエアコンが無い我が家では これは暴挙でしょ。
暑さで、多少乱暴な言葉使いになっていますが 今日も私は元気です!
皆さんも ご自愛くださいね。
京都「鍵善」のお干菓子をいただきました。
夏バージョンです、素敵ですね!
隙間無く びっしり並べられたデザインセンスがモダンです。
そして 季節を形にする、その心が好きです。
鮎がいて、うちわがあって、朝顔が咲いて、水の流れが涼やかです。
アートなので 手を付けずにこのまま壁に飾って見ていたいくらいです。
本気です!
こちらは吉野本葛です。
大学生時代に京都旅行に行った時 鍵善のくずきりを食べました。
あれと同じものを食べたいと思っても 葛きりもわらび餅も偽物ばかり。
材料が高価過ぎて 流通には乗せられないのでしょう。
パッケージの裏を見ると
「大日本葛粉製造元祖、創業400年」とあり
漢字で受賞歴を記載していますが 難しくて読めません。
「北米聖路易萬國大博覧會名誉金牌受領」
「仏蘭西巴里世界大博覧會受賞」
「内?國勧業大博覧會毎會受賞」
とにかく、すごく良い本物を頂いて テンション上げ上げです。
そして作ってみました。
葛切りと黒蜜です。
すごい弾力とツルツル感で さすが本物ですね。
作りたては透明で とても清々しく 涼やかです。
(本当はもっと細く切るのですが こんなに雑な切り方で、ナニか?!)
秋に新潟で開催する展示会の相談をしながら
ニューヨークやドバイでの生活の話を聞いて、
冷たい葛切りをお口いっぱいに頬張って 京都の夏を感じる・・・
豊かなひとときです。
ただいま工房は どんぶりだらけです。
組合からの依頼で 新作のどんぶりを5種類提出することになったためです。
現時点で 4種類の合計で32個出来上がりました。
ろくろを挽いて 持てる位に乾いたら 竹べらで形を削り出します。
左がろくろで挽いただけのもの、右の2つはそこから削り出したものです。
ろくろで挽いて ろくろで削るのとは違って、同じ形には仕上がりません。
削る粘土の柔らかさや 刃が入る角度などで 一削りの表情が大きく違います。
こだわっている事は 一削りを大きくして 手数を少なくすることです。
それによって ダイナミックさが出ます。
こちらは ろくろで挽かないで 板状の粘土をくるりと丸く巻いたものです。
浅めの小どんぶりですが、高めの高台を付けたので チョッと立派に見えるはず。
白化粧を掛けて 仕上がりは白い作品になります。
楽しみです。
32個の化粧掛けは 大仕事です。
夏は化粧掛けに向いてそうですが、湿度が高いので 腰から崩れる可能性が高いのです。
青空が出て 風のある日を待ってようやくの化粧がけです。
あともう1種類考えなくては・・・。
でも 最後のデザインが出てこない。
組合から10人選抜メンバーの中に選んでもらったのだし、
その中で最年長の私としては 意地でも新作をひねりださなくてはいけないのです。
ひーーーぃ! がんばれ 私っ!!
知り合いが私のために陶芸道具の針を作ってくれました。
金属を加工するのが大好きなプチおたくの伸ちゃんです。
右の針は エルメスの革製品を縫うための針だったそうです。
左は歯医者で使う道具だとか。
その他は 木綿針やふとん針やミシン針を加工したものです。
木や竹の柄に糸を巻いたり 転がり防止のためにポッチを付けたりと なかなかの凝りようです。
「仲本律子を支えるために 生涯道具作りを担当するゼ!」
と言ってくれる ありがたい彼。
前のめりの彼に「でも、2本あれば充分なんだけどなー・・・」 とは言えない私。
どんどん作っては 持って来てくれて、針は増えるばかり。
無垢の六角ステンレスから削り出したと言う針。
とても美しいのです。
取り憑かれるように作る気持ちが分かります。
前回のブログ「肉食女子」で 幼い頃から肉が食べれなかったとお伝えしましたが
今回はそうなった恐ろしい原因をお伝えします。
近所に住む1歳上のいとこが 私に教えてくれたのです。
「お前が食べている豚肉は、生きている時に頭を殴られて
血がだらだら出ている豚を切り刻んだものだぞ!」
「キーキー鳴きながら殺されて 血だらけになったブタの肉だぞ!」
その日からです、一切肉を食べれなくなったのは。
20年間、間違って口に入るたびに嘔吐するようになりました。
脳内に映像が刻み込まれ、肉の食感や匂いで 自分の意志とは関係なく嘔吐をする・・・
恐ろしい脳内の仕組みです。
子供には見せる映像や情報を選ばなくてはいけません。
「食とは 他の生き物の命を頂くこと」と言う学習は
もう少し理屈や仕組みを理解できるようになってからでしょうが
その機会も無いまま時が過ぎました。
いとこが臨場感豊かに教えたことを すぐに小さい妹たちにも教えました。
その結果 姉妹3人とも肉が食べれなくなりました。
そして不幸にも 妹二人はいまだに食べれません。
子供達に食事を作る時にも 味見もできません。
私だけが足抜けをして お肉を食べているといつも
「お姉ちゃんのせいだからね!」と 二人に責められます。
「ほんとに スミマセン」
焼き肉 大好き!!
何かの気まぐれで 主人が常陸牛ロースステーキ用のお肉を買ってきてくれました。
早速 土鍋のプレートでふっくらジューシーに焼きました。
残念ながら 待ちきれずに食べてしまったので 写真はありません。
ニンニク+甘辛の醤油味です。
もの凄く 美味しかったーーーーー!
柔らかくて 噛むほどに甘い油が口の中に溢れ出ます。
大好き! し・あ・わ・せ!
こちらは別の友人が焼き肉をごちそうしてくれると言うので
うはうは付いて行った常陸牛の焼肉屋さん。
焼き肉の合間に 贅沢にステーキを焼いてもらっています。
見るだけでよだれが出ます。は~~っ!
こちらも常陸牛の焼肉用上ロース肉。
友人がある事のお返しにと 私に下さったお肉です。
「リっちゃんと言えば 牛肉だから」と言われた時に 遅ればせながらやっと気が付きました。
「私は牛肉が好きだったんだ」と。
実は 私は大学卒業まで一切のお肉が食べれませんでした。
牛肉も豚肉も鶏肉も、そして牛乳もダメ チーズもダメ。
口に入ると 吐いてしまうのです。
ベジタリアンですか?とか 宗教上ですか?と聞かれることもありましたが
いえいえ、臭くて食べれないだけなんです。
肉の獣臭ってわかりますか?
肉が食べれない者にとっては その獣臭が臭くてどうにもならないのです。
2~3ミリのひき肉が口に入っただけでも オエッとなるんです。
大学卒業後アメリカに住むことになったため、特訓して少しづつ食べられるようになりました。
最初に食べれるようになったのが牛肉でした。
豚肉と鶏肉は調理法によってはいまだに食べれない時もありますが 牛肉はオールOKです。
むしろ 大好きだと気が付いてしまいました。
ヘッヘッヘッ・・・ 冷蔵庫にもう一枚ステーキがあるのだ!
ごめんあそばせ、明日も土鍋プレートで 常陸牛なのだっ!!
梅雨に入って 紫陽花が満開です。
雨の日が続きますが、この時期にしか出来ないこともあります。
仲本が大好きな秋田の味噌の仕込みが 6月末に締切られます。
他で買っても ここほど美味しい味噌は見つかりません。
麹の量が多いので 甘みと旨味で思わず唸ってしまいます。
注文したい方はお急ぎ下さい。
秋田の「石孫本店」では オーダーメイドのお味噌を仕込んでくれて 10月に送ってくれます。
石孫のネットショップでのお味噌は 1,000円/kgほどですが、仕込み味噌は363円/kgとお得です。
私のオーダーは「20麹」という種類で 大豆10に対して米麹が20と言う 贅沢で甘い仕上がりです。
保管料を300円払うと 10月まで熟成させてから すぐ食べられる状態で送ってくれます。
仲本は15キロを注文して 秋には我が家に10kgと息子の家に5kgを送ってもらいます。
ご興味のある方は お電話してみて下さい.
石孫本店 tel. 0183-73-2901
今年の陶炎祭で 仲本ネコを競り落としたお客様から写真が届きました。
蝶々がヒゲに止まっています。
今回の猫ちゃんは かなりの眼力(めじから)の ハチワレ猫です。
こんな眼力なのに 蝶々が止まっただけで優しそうに見えるから不思議。
Yさん、ありがとうございました。
猫もその年によって 顔がどんどん変わってきています。
少しの角度や大きさで 表情が大きく変わります。
思い描いた顔を作るというよりも 作っていくうちにそうなっちゃった、と言う
プロにあるまじき低レベルな 出来ちゃった主義。
(結婚も出きちゃた婚でした、へへ)
しかし できた子はみんな可愛い!
そして 来年はどんな子が生まれるのか、どんな人が可愛がってくれるのか、
とても 楽しみ!
土鍋カバーを作りました。
これが驚くほど優秀なんです。
熱々の土鍋にかぶせておくだけで 蓄熱した土鍋が調理をし続けるんです。
今までは 煮込み料理を新聞紙と毛布に包んでいたのですが こちらの方がずっと手軽です。
カレーでもハンバーグでもトマト鍋でも、気軽にかぶせて ハイ終了!
熱々の土鍋 + 土鍋カバー = 長時間の低温料理
焦げ付きの心配がない、味がよく染みる、お肉はジューシーに仕上がる、経済的なのです。
しかし、仲本の苦手なお裁縫仕事。
土鍋カバーは欲しい・・・が、お裁縫はやりたくない。
嫌々ながら、ため息つきつき、どうにか作りました。
キルティングで外カバーと内カバーを作り、その間に綿と保温シートを挟んで合体させます。
綿は ポリエステル綿の2倍の断熱効果がある シンサレートHL.
保温シートは 避難グッズでもある アルミの断熱シート。
(どちらかと言えば 裁縫前の素材選びの方が得意です)
熱には強いはずなのですが 土鍋の温度に耐えられるかが問題でした。
ステンレス鍋やホーロー鍋と違って 300度位の高熱が長時間続くので 溶けちゃうかも・・・
でも、今のところは どうにか大丈夫そうです。
こんなにフカフカ。
だから猫が入りたがる。
いつか ぶんぶく茶釜のように 手足がはえた土鍋カバーをお見せできるかもしれません。
最近 一人の食事の時は かなりの頻度でこれ。
トマト鍋です。
トマトが出回ると 小さい土鍋にたっぷりの野菜と あり合わせのお肉で作ります。
玉ねぎ ジャガイモ 人参 きのこ等、火の通りにくい材料を先に入れます。
途中、にんにくスライスを散らし 塩コショウをします。
その上に 火の通りやすい鶏もも肉やピーマンを入れたら 最後にトマトを一番上に乗せます。
半カップのお酒又は白ワインを注ぎ、バターを乗せて 再度塩コショーをします。
蓋をして沸騰したら 火を弱めて15分で火を消します。
ブロッコリを中に埋め、チーズを乗せて3~5分待てば出来上がりです。
美味しいスープがたっぷり出てますので パスタを入れたり ご飯を入れたりして頂きます。
夏野菜を使っても 体を冷やさない食べ方です。
忙しい時や 一人の時は 手間もかからずバランスも良く 満足な一品で、ちょ~おすすめです。
おすすめしたいポイントをご紹介します。
手前は「アンチョビペースト」。 これを入れると味に深みが出ます。
冷蔵庫に常備してあって いつもだしの素がわりに使っています。
右はオーガニックのグラスフェッド「ギー」。 バターを精製して不純物を取り除くとギーになります。
お料理にバターを使う時は融点が高いので ほとんどギーにしています。
ちなみに インドのアーユルベーダ(治療)に使うオイルがギーです。
良質の脂質が取れて さらに常温保存なので便利なのです。
使ったチーズは 「パルミジャーノ」のソフトタイプです。
切りやすいし 味が本格的になります。
ブロッコリーは小房にして 火を止めてからスープに埋め込みます。
土鍋ですから それで充分に火が通ります。
火を止めてからも 土鍋の調理はグツグツと続き、
食べた後でも 遠赤外線で私の体の分子が動き続け 発熱し続けるのです。
今日も良い仕事をありがとう!
本日はお日柄も良く 無事に上棟式を迎える運びとなりました。
「キッチンギャラリー 百の緑子(ひゃくのみどりこ)」の上棟式です。
食の発信基地を目指して 土鍋の料理教室や展示会などを行います。
土鍋担当は仲本、料理担当はオーナーの飯沼悦子女子。
さて、いよいよ クレーンで棟が上がります。
朝から夕方前までで 基礎しか無かった所に 柱と棟まで一気に上がりました。
平面から立体になったわけです。
ここは女子力の高い現場です。
左から大工の棟梁、設計士さん、工務店さん、木工作家さん。
大工の棟梁が女子だなんて、それだけで なんだか嬉しくなります。
現場は重機の音、ドリルの音、トンカチの音、女子達の笑い声、そしてキジの鳴き声。
隣の畑で大きなオスのキジが「ケーン」と鳴いていました。
キッチンギャラリーの前は 田園風景と山々が連なる こんな景色です。
鳥が鳴き 風が渡り 水田が光り 人が集う・・・
これから始まることに 静かに胸が踊ります。
鈴木牧場さんを訪ねたら フカフカの大きな羊さんがお出迎えです。
陶炎祭でお求め頂いた作品をお届けに 石岡市にある「石岡鈴木牧場」さんに伺いました。
「石岡鈴木牧場」さんの記事はこちらから⇒
牛を健康に育てるために 餌の土作りからこだわっています。
その健康な牛からとれた牛乳で ヨーグルトやチーズを作っています。
ヨーグルトはリサイクル出来るように ガラス瓶に入っているんですよ。
そして良質なものを作るために小規模にして 本物を目指しておられます。
高い理想を持った酪農家さんが近くにいるなんて うれしいですね。
トマトが美味しくなる季節です。
これから時々モッツァレラチーズを買いに行こうと思います。
ワクワクします。
新ジャがお店に並んでいました。
年に一度は食べたい「新ジャがの揚げ煮」です。
皮付きの小振りの新ジャガを 丸ごとゆっくりと素揚げして 甘辛いタレをからめます。
この料理には 蓋のないこんな土鍋が重宝します。
とにかく旬のものは 一度でも食べないと 忘れ物をした気分になります。
筍・そら豆・コシアブラ、そして 新ジャガ・・・ヨシッ 忘れ物無し!
こちらは 手のひらサイズの「片手パン」です。
今年の陶炎祭でも 「これは何をするものですか?」と沢山のご質問をいただきました。
上の新ジャガを作った両手パンは 毎日の食事作りに活躍しますが
こちらはそれに比べて出番は少ないものの、無いと不便なものです。
塩鮭、お弁当用に一切れ。
2つに切って こんがり焼きます。
ごまを煎ります。
常備菜のふりかけ作りに ごまをたっぷり入れます。
黒豆茶作り。
黒千石を煎っています。
皮が弾けたら 水とシナモンを入れて煮ます。
キムチ鍋 1人前。
冷蔵庫の整理にちょうどです。
無くても良さそうですが、あるとやっぱり便利な片手パン。
まるで我が家のあの人みたいです。
ならば、蓋付きじゃないとね、
割れ鍋に綴じ蓋ですから!
陶炎祭の最終日 5月5日の夜から喉が痛くなって、寝込んでしまいました。」
めったに風邪を引かないのですが 疲労とひどい食事とで体が弱っていました。
昨年12月に父が亡くなってから6ヶ月間 悲しみに浸る間もなく作陶に追われる日々でした。
おまけに注文頂いた土鍋が釉薬の間違いで 作り直しをしたので
我ながら モーレツに仕事をしたカンジです。
陶炎祭最中にダウンしなかったのはラッキーでした、ぎりぎりのセーフです。
しばらく土鍋レシピを載せていませんでしたが 体の回復とともにお料理もアップします。
そら豆は 蓋付きの土鍋で焼きます・・いえ、蒸します・・かな?
水は入れません。
土鍋に洗ったそら豆を並べて火にかけるだけです。
焦げ付いても大丈夫。
途中で上下をひっくり返しますが、火を止めて放置したら出来上がりです。
時間は・・・計り忘れました。
多分 火をつけているのが10分くらいだったかなー?
火を止めてから 5分位置いたかなー?
外のサヤに焦げ付きなどがありますが、大丈夫。
中にはホクホクのそら豆が出来上がっています。
茹でないので 甘くてホクホクなそら豆の出来上がりです。
お塩を付けて甘みと香りを楽しみます。
旬のそら豆、シンプルで1番美味しい食べ方です。
同じく平土鍋はパンをトーストするのにも向いています。
外はカリッと 中はシットリの美味しいパンが焼けます。
陶炎祭7日目 最終日です。
知り合いはほとんど来なくて、でもお客様は沢山いらして テントを空けられません。
お昼ご飯も買いに出られずに お菓子とバナナで食いつなぎます。
ちなみにこちらは京都のお客様がお土産にくださった あの有名な生八ツ橋です。
美味しくて 美味しくて 1パックはぺろりと食べてしまいます。
いいな~、京都のお友達って!!
サンドイッチを差入れしようとした友人は 駐車場が満車で帰ってしまいました。
いつから陶炎祭はこんなに混むようになったのでしょう?
例年だと 平日や最終日は混雑しなかったのですがね。
駐車場はどこも満車、リムジンバスは渋滞に巻き込まれて動きが取れない。
初日には 私達出店者さえ指定の駐車場に近づくことが出来ないほど 道路が渋滞していました。
こんなに混んでいるのに 我慢強く待っていて下さったお客様に頭が下がる思いです。
最終日の4時過ぎにいらした初めてのお客様、気に入ってもらい沢山お求め頂きました。
手に持っている以外にも沢山の作品もです、お店ごと買う勢いでした。
店じまい直前の 嵐のような買いっぷりには感激です。
ありがとうございました。
これは1番くじのおかげですね。
陽が傾き 7日間のお祭りが終わって、各店舗では片付けが始まりました。
仲本も店じまいです。
1番のくじを引いた時には どうなることやらと思いましたが、
終わってみるととってもラッキーな番号でした。
お客様に見つけてもらいやすく 同じ感性の方と確実に出会える場所でありました。
遠くから来て下さったお客様、友人、感謝いたします。
お土産や差入れ、お手伝い下さった方 ありがとうございました。
手に取って下さった方、お求め下さった方、ご注文を下さった方、心よりお礼申し上げます。
次の展示会に向けて また新しい作品にチャレンジします。
どうぞこれからも見守って下さい。
(今回はコメント欄を入れました。 ご意見のある方はお聞かせ下さい)
朝に会場に行ってビックリ!
「ヒモを1本張っただけで帰っても お客様は中に入らない」とブログに書いたばかりなのに
お店の中は沢山のお客様で溢れていたのです。
誰かがヒモを外したらしいのです。
お店には昨日お手伝いをして下さったお客様がいて 接客してくれていました。
この方がお店をオープンしてくれていたのです。
昨日の夜祭りコンサートを一緒に見てから家に帰ったのに あまりの楽しさで次の日も行きたくなって、
次の日どころかそのまま真夜中に車で出発して AM2時に会場の駐車場に着いて車中泊。
仲本が到着する前に お店をオープンしてくれたという訳です。
お客様にとっても出店者にとっても 楽しい場所であることが
陶炎祭が37も回続いた1番の原動力なのでしょう。
このお客様の行動に 改めてその事を確信しました。
今日も遠くから沢山のお客様、ありがとうございます。
今日の1番遠くは 京都からのお客様でした。
京都弁、ステキでした。
夕方から冷気が流れ込んで急に雨と風が吹いてきました。
昨日に続いて 今日も雨。
雨が上がったら空には虹が出て 日が沈む前の景色はいつもより一層美しかったです。
明日はいよいよ最終日です。
全部売れて 持ち帰る作品が一つも無くなるかもしれない・・・
・・・だったらいいなー・・・
例年5月3日はもの凄く混む日なのですが、雨と嵐の予報でお客様は少なかったです。
午前中には雨も上がって 風の被害も無く、爽やかな気候となりました。
そこで、いつもは離れられないお店を出て 会場内の野点に行ってきました。
たくさんある作家の作品の中から 好きな抹茶碗を選んでお茶を点ててもらいます。
美味しい柏餅とお抹茶で 500円。
雨上がりの緑と空を写す池を眺めながら 雑念が静かに溶けていくひと時です。
陶炎祭ならではのこの企画展、おすすめです。
人出の少なさと 写真の撮り忘れとで たった二枚の写真です。
嬉しかったのは 仲本の猫の土面をオークションで競り落としたお客様が お店に寄って下さったことです。
(初日に土面が売れたという記事はガセネタでした)
本物さんが現れて真相が解明しました。
こちらのお客様は なんとなんと!仲本の猫を3匹目のご購入です。
そこまでいくと 子供の嫁ぎ先の親戚のような気持ちになります。
「どうぞお体をいたわって下さい」なんて 後ろ姿にお辞儀をしてお見送りしました。
初日にオークションで売れたというガセネタのため 仲本猫の土面を泣く泣くあきらめた右の女性、
本当なら今日左の方とオークションでバトルをしていたはずなのです。
この写真の二組がバトルをするのを見たかったなー、とも思うのですが
きっとご縁があって同じ家に3匹集まったのでしょうね。
不思議なご縁とタイミングに感慨深い日でした。
今日は夜祭りの日で ライブがありました。
ヴォーカルの三科かおりさんの 透き通ってパンチのある歌声に感動でした。
素晴らしかったです。
久々に踊って叫んで どっさりと毒出ししました。
今日は長い1日でしたが、たのしかったーー!
陶炎祭4日目です。
お店が終了すると 回りのお店は幕を閉めて帰るのですが 仲本のお店はヒモを一本だけ張って帰ります。
次の日の朝お店に行くと 早くいらしたお客様でいつも人だかりになっています。
たった1本のヒモなのですが 誰もヒモをくぐって中に入る人はいません。
手の届く範囲で品定めをしているだけです。
皆さん礼儀正しいので 無くなる心配はしていませんし、実際に盗まれたこともありません。
4日目もいろんな方が来て下さいました。
普段会えなくてもこの機会に来て下さるので、陶炎祭をやっていて良かったなと思います。
新しい出会いも沢山あります。
陶炎祭に来たことがないけど 仲本が出店しているのを知って初めて来てみたと言う地元の方、
小規模で丁寧な育て方を旨とする酪農家の方、合鴨農法でお米を作っている有機農家さん、
土鍋を使ってくれている和食の料理人。
私がリスペクトするプロフェッショナルや これからもお世話になる方々との出会いが
7日間毎日 次から次へと起こるのです。
私の作品が こんなステキな方達のお役に立てるとしたら とても幸せなことです。
同時に身が引き締まる思いでもあります。
仲本、ガンバリマスッ!
陶炎祭では野点が人気です。
数ある出展作家の抹茶碗の中から好きな茶碗を選んで お抹茶を点ててもらえます。
お菓子とお抹茶で400円です。
仲本も抹茶碗を提出しております。
仲本の抹茶碗で飲んだお客様が 写真を送って下さいました。
陶炎祭にいらしたら ぜひ野点を楽しんで下さい。
毎年230人がくじ引きをして その年の場所が決定します。
仲本は「1番目」です。
お客様が北口駐車場に車を止めて陶炎祭会場に入ると 最初のお店が仲本ということです。
お客様は最初のお店では買い物をしません。
そして「また後から来ます」と言っても ほとんどの方はそのまま帰ってしまいます。
しかし 陽が傾き始めて駐車場に帰る際に 数人のお客様は寄って下さいます。
そこから仲本のお店は繁盛店に変貌するのです。
閉店時間の5時を過ぎても 仲本のお店には真剣に品定めをするお客様方がいます。
今日は3組のお客様が 買おうか・やめようか、「また来ます」「でも心残り」と揺れに揺れて
気がつけば 回りのお店はみんな閉めて帰ったのに ウチだけ閑静な住宅街の繁盛店のようになっています。
ありがたいことです。
本日も焼けるように暑い中、本当にありがとうございました。
陶炎祭2日目です。
初日は10万人近くの人出だったそうですが 今日は比較的静かでした。
陶炎祭の期間中 私はいつも飢餓状態です。
朝はバタバタして しっかりした朝食を食べずに出勤するのですが
お店番が1人なので 昼食を買いに出ることもままなりません。
そこで緊急食のバナナをテントに置くことにしました。
手を伸ばせばいつでもバナナが食べられるって ステキな事ではありませんか。
この立派な房を2房ぶら下げています。これでお腹も心も落ち着きます。
来てくださったお客様、ありがとうございました。
写真を取り忘れたお客様、ゴメンナサイ。
「わたしハチワレ猫です。怖いですか?
土面オークションに派遣されたんですけど ちゃんと初日に競り落とされましたのよ。」
お客様から聞いたところ 子供が二人で競り合っていたとか。
取りあえず めでたし めでたし!
今日から笠間の陶炎祭がスタートしました。
4月29日から 5月5日までの7日間開催されます。
公園に歩道を作って 割り当てられた場所に店舗を作ります。
仲本のテントはまだ芝生に骨組みのパイプが転がっているだけです。
テントを立てて 棚を設置して 看板を付ければ出来上がり・・・と言う訳にはいきません。
突風に飛ばされないように、テントや棚に杭を打ち込み綱を張って万全を尽くしますが、
この田植えの時期は 必ず強い風が吹いて テントがギシギシときしみます。
今まで会期中にテントが飛ばされて ほとんどの作品が壊れたり、
飛ばされたテントの足が車のガラスに突き刺さったりするのを見てきましたから、
風が吹くと 身がすくむ思いです。
あとは せっせと作品を運び込めば 開店準備が整います。
そうやって今年も無事に初日を迎えることが出来て
沢山のお客様が足を運んで下さいました。
今日もつくづく 常連のお客様に支えられていることを痛感しました。
オープンの9時前からお客様がお店の前で待っていて下さいました。
遠くは新潟から駆けつけて下さったお客様、
去年買いたかったのに買えなくて 1年間500円貯金をして土鍋をご購入下さった方、
仲良しグループで毎年仲本テントで待ち合わせして下さるお客様、
いつの展示会でも必ず1番にお出でになるお客様、
照れくさくてここには書けない程に褒めて下さるお客様、
本当にありがとうございます。
初日の午前中の常連さんが 不安な私の心をいつも払拭してくれます。
快い疲れと充実感で 無事にお祭りを迎えられたことを噛みしめられる初日の夜は特別です。
筍が、こんなに忙しい時期に旬を迎えます。
忙しくても 大好きな筍ですから 必ず一度は食べます。
1番好きなのは 油揚げと一緒に甘辛く煮てからご飯と混ぜる「タケノコ丼」です。
庭の山椒の若葉を乗せていただきます。
以前は 筍の炊き込みご飯をしていましたが、今はこちらの方が好みです。
ガツンと 筍を食べている感がありますから。
今の筍は 甘くて柔らかくて香りがあって いくらでも食べられます。
筍は買いません。 ここでは貰うものなのです。
大きな筍を2本頂いたので 茹でて食べましたが、
その後 来るは来るは・・・
「茹でたので 食べてくれない?」
こんな具合で 冷蔵庫の中は筍でいっぱいになって 嬉しい悲鳴です。
この時期は陶炎祭で忙しいことを知っている友人たちは 茹でたものを下さるのです。
毎日 筍です。
なんて豊かなことでしょう! 感謝、感謝です。
今日は 筍をたっぷり入れたグリーンカレーです。
シ ア ワ セ ッ !
陶炎祭に向けて1窯目が終了、作品が出ました。
1回目の窯は還元焚きで、2回目は炭化焚きですので 雰囲気も色も違います。
この一回目は土面が何個か入っていますが これは陶炎祭に提出するためのものです。
陶炎祭の出店条件として「土面を1点提出する」ことになっているからです。
1点だけ作ると キズが入ったり爆発した時に困りますので 必ず2点以上は作ることにしています。
去年は猫の土面を作りましたが ほっぺが爆発してしまいました。
作り慣れないものは 慎重に慎重を重ねなければいけないのに、
土面は 日程が行き詰まってから作成するので 窯から出るまでドキドキです。
窯出しの時、ドアを開けると
この子達が 静かににぎやかに待っているのを見るのは 食器や土鍋とは違う楽しさがあります。
1番の楽しみにしていた野鳥を玄関に飾ってみました。
「あ~、なんて可愛いんだろー」
今回は陶炎祭に向けて3羽しか出来なかったけど これから沢山作る気 満々です。
作りたくて 作りたくて、でも時間が無くて作れなかった野鳥・・・今 LOVEです!
あっという間に時がたってしまいました。
あまりの忙しさに ブログがお留守になってしまって スミマセン。
ゴールデンウィークの陶炎祭に向けて 必死の作陶の日々です。
土鍋制作の釉薬の間違いで スケジュールが1ヶ月押してしまってバタバタの毎日です。
しかし、やっと本焼きになりまして 昨晩から窯焚き中です。
4月29日から始まる「陶炎祭」に向けて 毎日作陶の日々です。
今作り進めておかないと この後の自分の店舗作りやポスター配り等で時間が取られてしまします。
「陶炎祭」は 230人の陶芸家が 各自で店舗を作って陶器を販売するお祭りで、
ゴルデンウィークの1週間で 45万人ものお客様がいらっしゃる茨城県最大のイベントです。
しかし沢山作ろうと思っても 今の時期は花粉の飛び交う時期のため ロクロが出来ません。
下を向いていると 鼻水がポタリですから。
杉とヒノキの林の脇に住んでいるので 車は花粉でコーティング状態です。
ホコリではありません、花粉です。
こんな過酷な時期に ストーブの焚付けを集めにこの林に入らなくてはいけません。
黄色い花粉がたっぷり飛んでいます。
この時期は犬の散歩にも行けないし 外には出ないようにしているのにな~
死ぬ気で敵陣に切り込む 切り込み隊長の気分です。
このように林に落ちている枝を集めるのです。
ハクション
カラカラに乾いているので 火が付きやすく 太い薪に火をつけるために必要なんです。
ハクション
ダッシュで拾って 逃げるように工房に戻ってきました。
これだけあれば 1週間は大丈夫、良かったー。
一段とくしゃみと鼻水が激しくなり 頭もボーッとしてきましたが 作陶に戻らなくては。
う~ん、なかなかイイ形だな!
ペッパーさん、それ邪魔じゃないですか?
春がやって来ました。
外気が暖かくなると 外より家の中のほうが寒いと言う現象が起こります。
そんな時には 本当に春が来たのだなと実感が湧きます。
家がひんやり、外がポカポカです。
この時期は 私の誕生日や結婚記念日と、お花をもらうことが多いのです。
しかし 天敵の猫がいるため油断はなりません。
まずは猫パンチの連打!
その後は ガシガシ攻撃!
我が家にお花が来ると 気持ちが休まりません。
追い払っても また目を盗んでガシガシかじるのです。
私はお花が大好きなのに、なぜかこの子も相当好きなのです。
夜寝る時に このままにしておくと 朝にはひっくり返して水浸しになりますから、
目が届かない時には こんな風に外に置いて楽しむことになります。
王様は 本日も眼光鋭く、
私達は召使いのように お花を入れたり出したりするのです。
シーズン最後の土鍋が焼きあがりました。
昨年12月5日に父を亡くしてから 3ヶ月間で立て続けに親しい方4人が亡くなりました。
さらに 釉薬の色間違いがあって 一窯全部が オーダー通りに行かないという失敗もありました。
そんな訳で 作品をお渡し出来ずに 時ばかりが過ぎて、
半年以上も待って下さったお客様には 顔向けならぬ事態でありました。
今回は 16個の土鍋を作って本焼きまで2週間という 今までには考えられない程の猛スピードでした。
しかし 急いでいる時にこそチェックを入念にします。
今まで チェックを怠って 取り返しのつかない大きなキズになったことが 何度もありますから。
今回は キズも無く 蓋のおさまりも良く 色も綺麗で どれも完璧です!
肩の荷が半分降りて ホッとしました。
あとは 送った荷物がお客様の所に無事に着いて 気に入って頂ければ終了出来ます。
上の青い釉薬の「広口土鍋ピッチャー」は新作です。
口が広いので 湯沸かしだけではなく 一人分のお粥やゆで玉子、スープにも良さそうです。
風邪の兆候があった時に この組み合わせで乗り切りました。
今回はかなり無理をしていたので 肉体的には不健康な状態でした。
昼はなんとも無いのに 寝ている時に咳き込んでいたり、部屋が温かいのに寒気がしたり・・。
そのままにしておくと風邪に発展するので その前段階で体の中から温めます。
土鍋ピッチャーで沸かした 遠赤外線たっぷりのお湯と 生ハチミツの組み合わせです。
写真はシナモン入りの生ハチミツなので 体がポカポカになります。
シナモンは漢方の「桂皮」と呼ばれるもので 血流を増やしたり 殺菌作用もあります。
生ハチミツは非加熱のハチミツのことで 酵素や栄養素が壊されていないのと
強い殺菌作用があるので 薬のような使い方ができます。
でも、なんと言ったって 遠赤外線たっぷりのお湯が1番のおすすめです。
分子が振動して熱を生み出しているのですから。
お日様を溶かして飲んでいるようなものです。
☀ ☀ ☀
我が家の掃除機が 4度目の骨折です。
買ってから20年経つのですから 致し方ないです。
6年前に主人が笠間に合流した時に 買い替えてほしいとお願いしたのですが却下でした。
まだ使えるのだから もったいないと。
「吸う力が落ちたし 重くて嫌だ」と、食い下がる私に
「じゃあ 俺が掃除機をかける!」という好展開に相成りました。
「お前は軟弱だ!」という主人のナジリにも この一人勝ちの展開に ほくそ笑むばかり。
この6年間 掃除は主人の担当となり 私はほとんどこの掃除機は使っていません。
この間 掃除機は悲鳴を上げるように何度も壊れました。
その都度 ダイソンを買おうか・・・と、私が持ちかけます(ダイソンスティックが欲しいのです)。
が、「軟弱」では無い主人は 修理をしてどうにか直してしまいます。(がっかり)
接着剤で止めて
中の配線が見えても
針金で固定をして アルミテープを巻いて。
それでも頑張りましたが、とうとう4度目の骨折をして これが致命傷でした。
屈強な主人も(ケチと言いたい) 手の施しようがなく、
なんと!彼の口から「ダイソン買うぞ」という言葉がキラ星のごとくこぼれ落ちました。
「やったー、我が家にダイソンがやって来るー」と喜んだのも束の間、
数日後、お店に見に行った主人が「あれはダメだ。ごみ捨ての機能がなっとらん!」と言う。
再度 がっかり・・・
そこで 我が家のメカニックのおメガネにかなったのがこの子。
今まで使っていたパナソニックの最新型が良いということになりました。
この掃除機が来てからは いっそう掃除に拍車が掛かっています。
最新のおもちゃを手に入れた子供のように ニコニコしながら毎朝掃除をしてくれています。
しばらくは 平和で穏やかで清潔な日々が続くことでしょう。
もう ダイソンなんて言わない。
がんばれ 父さん!
お客様から注文された土鍋が 大変なことになってしまった!
右のように本体が黒くなるはずだったのに 窯から出したら青くなっている。
ありゃーーーー、どうしちゃったの 君たち?!
いつもの通りに黒い釉薬を作って いつもの通りに焼いたのに・・・
何が起こったの?
原料店に問い合わせ、メーカーに問い合わせ、販売店に問い合わせ、
でも皆首をひねるだけ。
連休が明けたら これらの人から返事が来るだろう。
一番怪しいのは 小分けをして販売している販売店。
他の材料が混じったか 袋の表示を間違えたか・・・
いずれにしても 私が割を食うことになるのだろうな。
作り直しだよね。
でも ちょっと待って。
イイんじゃない? これカッコいいんじゃない?
黒いはずだと思っていたからガッカリしたけれど 冷静に見たらなかなかイイんじゃない!
この色見たことあるな、どこで見たんだっけ?
そうそう これこれ、 神社の龍だッ!
青銅の色と同じということですね。
間違いとは言え なかなかの良い色です。
しかし間違いなんだから この釉を使い終わったらもう出来ないということですね。
今はお客様から頼まれた通りに 注文の土鍋を作り直しをしなくてはいけません。
2月中にお渡しする約束ですので 臨戦態勢でがんばらねば!!
(ご予約のお客様で こちらの釉がお気に入りの方はご連絡下さい)
土鍋の窯焚き準備ができました。
ピンクの釉薬は赤に、グレーの釉薬は黒に焼き上がります。
父のお葬式で 遅れに遅れた土鍋の窯焚き。
注文して下さった皆様、あとチョットでお届けできます。
これは湯沸かしポット、釉掛け前です。
白く塗ってあるのは 釉薬を弾くための撥水剤。
ここは釉薬が付かない所なので 素地の赤色が出ます。
フリルのようなテープは 違う色の釉薬をかけ分けるための境目作り。
かなり時間と手間のかかる作業です。
これは フタに差す木栓。
山桜の枝を削って えごまオイルを塗ります。
えごまオイルを塗ると カサカサ乾いた小枝がツヤリと潤い 生き生きした表情です。
ナイフを持つ手にマメが出来ますが 出来上がってから見ると どれも愛おしいです。
えごまオイルは 浸透力があるので 乾きが早くてベタベタしません。
木工作家さんから教えて頂いた知恵です。
オイルを塗ることで水を弾き、汚れにくくなります。
どれも地味な裏方の作業ですが これがあってこそ仲本お気に入りの作品になるのです。
ん~、 かわいい!
土鍋ポットで沸かした白湯は 柔らかくてトロトロと喉に落ちていきます。
舌にまとわり付かず スッキリとした白湯です。
抹茶碗を両手に抱いて飲む白湯は 手も体も温まって 頬に赤みが差して
朝の準備が整ってきます。
強い寒波が来て 雪が降りました。
見慣れた景色が一変して モノクロの景色です。
薪ストーブが燃える温かい部屋から たまに見る雪景色はとても美しいです。
センダンの木も なんて美しいのでしょう。
雪国秋田で見る景色とは違って 美しさだけを楽しめます。
秋田では 公道に出るまでの道を確保しなくてはいけないので
1日に何度も雪寄せすることもあります。
屋根の雪が氷状になって落ちてきて ガラス戸を割ることもあるので
屋根の雪下ろしや 落ちた氷を寄せる重労働も必要です。
降る度に 重い気持ちになる雪国とは違って 関東の雪景色は素直に美しいです。
だって 次の日はこんな青空ですから!
大学生になって初めての東京の冬に思ったことを今でも覚えています。
「こんな天国のような冬があるんだ!」
そんな冬が気に入って長年過ごしていると 自分の体が生ぬるくなっていることに気づきます。
雪国の人達は冬を乗り切るために 知恵を使い 働き者で 耐える力を持っています。
厳しい自然の中で暮らす人々は 自然の匂いや音にも敏感です。
そうありたいと願ってはいますが 意に反してぬるくなる一方の私。
「温かい薪ストーブの部屋から眺める雪景色は きれいだなー」
なんて のんきな事を言っております。
父が亡くなって 独りぽっちになった母のためにも
厳しくて暗い冬が早く終わって 花の香り漂う春が早く来て欲しいと願っています。
お年賀をいただきました。
京都の知人「Oさん」からです。
あまりの美しさに「わーーっ!」って 思わず声が出ました。
京都の祇園鍵善のお干菓子です。
京都のものは 包装も中身も洗練されていて大好きです。
まるで宝石箱のよう!
何度も何度も 開けては眺め、ニコニコしてしまいます。
同じく「Oさん」から頂いた 京都小山園の高級抹茶と一緒にいただきました。
まるで「京都祭り」です!
まずは羽子板をポリポリ、次にもみじをポリポリ・・・そしてお抹茶。
不幸続きの我が家ですが、この「京都祭り」で どれだけ気持ちが救われたでしょう。
12月5日に父が他界し、1月3日に書家の馬骨さんが他界し、昨日には父の弟が他界しました。
運転している時でも、仕事をしている時でも、急に涙が出てしまいます。
まだまだ 私の心は立ち直ってはいないようです。
今日も気持ちが晴れないので 主人と「京都祭り」、やりました。
今日は椿と俵!
気持ちがふんわりと優しくなります。
私も 誰かの心に灯をともせる作品を作れたらいいな・・・生きているうちに・・・
明けましておめでとうございます。
平成30年になってしまいました。早いですね~。
初孫がやって来ました。
クマより小さくて軽いのです。
息子夫婦が この子を愛おしく、大事に想っていることが伝わってきます。
愛にあふれた シアワセな時が流れていきます。
正月の暇を持て余した息子が作り始めたモビールです。
赤ちゃんのための 壮大な宇宙のモビールは まずは雲+雨からです。
雲の上には月、太陽、宇宙の星・・ぶつぶつ・・・と、紙粘土で真剣に作っています。
私達は赤ちゃんの面倒を見ながら お針子のように糸にビーズを通すお仕事です。
目がかすむ、ビーズが逃げる、赤ん坊が泣く・・泣く・・泣く・・・
(+_+)
クタクタに疲れた私達女子チームですが 出来た雲と雨がモビールになって
天井でユラユラ揺れるのを見ていると ステキでうっとりしてしまいます。
自分が赤ちゃんになった気分です。
初めての 赤ちゃん中心のお正月は 肩や腰が痛くなったけれど
心温かく 家族の一体感がある 良いお正月でした。
皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。